ぐす〜よ〜、ちゅううがなびら!
皆さん、こんにちは!
エネプロ社長の稲嶺有晃です。みつばち通信第54号をお届けします。
梅雨入りしたと思ったらまったく雨が降らず、断水になるのかなと思ったら、雨、雨、雨。グンガチターチャー(五月が2回ある年)は、2回目の月が季節と合致しているようですね。昔の人は自然と一体となった暦を作ったものだと感心してしまいます。
5月の最後の日曜日、父の故郷、本部健堅まで、ハーリーを見に行きました。実はこれまで地元で見たことはありません。生まれてはじめてです。このハーリーは、戦前から続く字の伝統行事。今年は、3年に1回の招待バーリー。地元だけでなくさまざまな団体の皆さんが、男女別にチームを作って参加し、どらや太鼓で大フィーバーでした。
前日は、地元の皆さんとの交流会。満天の星、波の音、オリオンビールに泡盛、蚊取り線香、うちわ、かつお、ヒートゥ…。海の幸に舌鼓を打ちながら、泡盛片手に夜遅くまで大いに盛り上がりました。故郷の空気を肌で感じた一日でした。
さて、先日みつばち通信としては、とても気になるニュースがありました。中国産を国内産として販売する食品偽装が話題になったのはついこの間のことです。今度は、中国産のミツバチの密輸が発覚しました。実は、全国で、ミツバチが不足してる?のです。その結果、野菜や果物が実らなくなったり形が不ぞろいになっているそうです。
ミツバチというと、箱で飼育して蜜を集めるイメージがありますが、もう一つ重要な役目が、授粉です。野菜や果物が実をつけるには、花粉をめしべからおしべに受粉させることが必要です。受粉には、ミツバチが大きな役割を負っていたのです。
そのミツバチの不足の原因の一つが、農薬による八チの大量死。二つ目はダニの影響。三つ目は輸入停止。ミツバチも国内産だけでは足りず、海外から輸入していたそうです。オーストラリアが最大の女王バチ輸出国だったのですが、2年前にハチの病気が流行し、輸出が出来なくなったのです。
さらに、ミツバチには一夜にして行方不明になる「群れ崩壊症候群」という不思議な現象があり、アメリカでは既に4分の1が消滅したとも言われています。
この授粉作業を人手で行なうには大変です。自然の力の大きさをあらためて感じます。そういえば、「♪菜の葉に飽いたら桜に止まれ」と童謡で歌われた菜の花やれんげ畑は、観光用以外の農産物としては残っていません。菜種油を作る人は少なくなり、畑の肥料用のれんげは化学肥料に替わってしまいました。
おしべとめしべだけでは十分ではないのです。その間を、ハチや蝶などの虫が訪れ、風がほほをなでて、二つを結びつけるのです。自然界のひとつ一つの存在は、完璧のようでありながら不完全。お互いが、あてにしあてにされる関係なんだと感じました。
ミツバチが、自然や環境の大切さを訴えているように感じました。
P.S 先月号の「手紙」には、多くの感想をいただきました。ありがとうございました。介護でさまざまな経験をされている方が大勢いらっしゃることを知りました。詩の心が、優しく包んでくれますように。 |